最近の体罰問題・不祥事に思うこと

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体罰問題・不祥事が世間を騒がせていますが、大阪の高校の例と、女子柔道の例とを比較してみると、前者は「教育」、後者は「競技者」もしくは「プロ」、共通点はどちらも勝利至上主義が招いた結果。

大阪の例は「スポーツ教育」において、「教育」をすっ飛ばして、「スポーツ勝利至上主義」で生徒を追い詰めたところが問題。あくまでも教育が話の前提。
子供が初めて立って歩くとき、罵声を浴びせて説教して、殴る親がいるか?出来ない部分を教えて向上させるのが監督の役割。

柔道の場合は?
そもそも武道とは殺し合いの技術である武術から発展し、平和な時代に「精神修養」と併せることにより、自己鍛錬を目的として完成したもの。剥身の刀(武術)を鞘(精神的修養)に収めたものが武道。
私も学生時代、武道をしていたが、怒られたのは人間として恥ずべきことをしたとき(練習サボったりとか・・・(^^ゞ)で、技術や試合の中身において体罰を受けたり、怒られたりしたことは無いです。

私の場合は先生や先輩に怒られても、フォローしてくれましたね。
練習後、メシ食べに行ったり、飲みに行ったり、一緒にバカもやってくれました。最近の指導者(会社の上司?)の方はあんまり“ノミニケーション”しませんね。私はよくゴチになりました。面倒見の良い先輩・上司も絶滅危惧種になってしまいましたね。怒った後のフォローってとても大事だと思うんですけど。

スポーツは楽しんでやるもの、武道は自己鍛錬のためにやるもの。違いはあるけど、ともに自分を磨いてくれる砥石のようなもの。そこで得たものを人生に活かしていきたいですね。